K-DEF、MARCO POLO、THA ALKAHOLIKS縛りのMIXを次々にリリースし、全国のB-BOYを虜にしたDJ M_ROCK。今作は、GANG STARR FOUNDATIONの一員としてDJ PREMIERの加護の元デビューし、現在に至るまで熱狂的な人気を誇るMC、孤高のリリシストJERU THE DAMAJA縛りのMIX！

93年当時のシーンに衝撃を与え、今尚名曲として語り継がれる2から幕を開け、同じアルバムからのシングルカット曲である3へ。スキットを挟み、鳴り物が加速していく絶妙なつなぎが際立つ4から5へ、ネタ振りからのビィーチ炸裂の7、このMIXのタイトルサンプリング元となる8から、預言者は止まらず続編となる9へ。
JERUの名を一躍シーンに知らしめることとなった重要曲10から、そのPr.2とも言える11へのお約束の流れより、またもや嬉しい続編つなぎとなる12から13。
再びネタ振りからとなるCrooklyn Dodgers '95をJERUのVerseのみを使用し、Punks Jump Up To Get Beat Downのインストに、そのSADAT Xの歌い出しを声ネタに使ったOne Dayを合わせた演出がニクい16、ここから2nd アルバム収録曲の応酬で一気に21へ。JERU自身が制作した良作22、巨匠LARGE PROFESSORが手腕を振るった23、JERUの顔型特殊ピクチャーディスクの発売で話題となった発掘音源である25、クライマックスにDJ HONDAとの合体となったギラギラな26からの任侠道ライン、DJ HAZUがJERUとNIPPSを招集し、危険な化学反応を引き起こした27で大団円を迎える、漢気の詰まった70分！

難しいと思われたJERU縛りのMIXを、愛情と構成力をもって余裕でクリア。タイトな二枚使いを所々に施しながら、前半は構成で聴かせ、後半は流れで聴かせる、1MCのMIXながらも飽きの来ない仕上がりとなったM_ROCK兄貴の心意気がうなる痛快な一枚！みんな大好きJERU THE DAMAJAを心ゆくまでご堪能ください！